腰痛、腰が重たい(夕方特に) 2023年5月16日
【年齢】 80代
【性別】 男性
【職業】 なし
【服薬】 前立腺の薬
【初回来院日】 2023年3月上旬
【最終来院日】 2023年5月中旬
【地域】 太宰府市
【来院ルート】 チラシ
【施術回数】 5回 (1週間に1回を4回、2週1回を1回)
【主症状】 腰痛、腰が重たい(夕方特に)
【手術歴】 腰椎ヘルニア
【既往歴】 圧迫骨折
【メンテナンスへの移行】 なし
【内容】
5年前の圧迫骨折後から運動はできているが、以前みたいにスムーズに歩けなかったり、腰痛、腰の重たさがあり、たまたまチラシが入っており来院。
圧迫骨折もあったことから腰椎の硬さがみられる。腰椎だけでなく、脊柱全体が硬く柔軟性が乏しくなっている。年齢が重なるとほとんどの方が胸椎(背中)が硬くなり、丸くなった猫背姿勢となっている方が多い。
このような姿勢になると前かがみになっているため、腰や膝首などに持続的に負担がかかってしまいます。
痛みの訴えとしては腰ですが、胸椎を中心に脊柱の柔軟性を出していきました。
前かがみになっている歩行だと上手く上半身の動きが出ずに腕の振りが無くなってしまいます。
背中の柔軟性が出ることで正しい姿勢となり、歩く際の下肢からの連動が上半身に伝わり、腕の振りが出ることでスムーズに歩けるようになりました。
また、夕方特に腰が重だるくなる方の特徴として、腎臓に負担がかかっている方います。
腎臓は背中側の体表から確認でき、硬くなっている方や負担がかかっている方は、筋肉を押されるような痛みではなく、体の中に突き刺さるような鋭い痛みを生じます。腎臓の圧痛を検査すると両方とも痛みがありました。(右>左)
腎臓の施術は腎臓を把握し、緩めていきます。内臓の臓器に固有の動きがあり、硬い場合は動きが小さくなっています。
4回施術したのちに、徐々に姿勢も良くなって腰の痛みもなく、夕方の腰の重たさも消失しました。
普段から運動(ウォーキング)はしており、歩く際にスムーズでラクになったとのこと。
また、何より歩くのや山登りが好きだったが、腰の重たさや歩行スピードが遅くなったことにより、歩くのがおっくうになっていたが、施術を受け身体が変わることで気分が良くなり、やる気が出るとのお声を頂きました。
慢性的となってしまった腰痛は、筋肉や関節だけでなく、内臓の動きや働きをみていくことも大事になります。