天候と身体の関係
天候が悪くなると身体がだるい感じや重たい感じになり、気分も落ち込んでしまいますよね。
天気の変化と病気の関係は昔から知られており、気象要素(気圧、温度、湿度、日照時間、降水量、雷、風など)から影響を受けるものを「気象病」と総称し、その中でも天気(気圧)が崩れるときに慢性の痛みが増強するものを「天気痛」や「低気圧不調」と言います。
気圧とは・・・
空気の重さによる地表面にかかる圧力のこと。天気予報で聞く高気圧、低気圧。
これは数値でいうところの「〇〇hpa(ヘクトパスカル)とよく言われています。
一般的に低気圧で天候が悪くなると言われます。
身体への影響
私たちの身体は一定にかかっている気圧に押しつぶされないように、その気圧を押し返すだけの力が備わっています。
低気圧の場合
身体の外からの圧力が低下することで、体の内側から外に向けての押し返す力が強くなることで血管が拡張し、血液やリンパ液の勢いが弱くなることで血流やリンパの流れが悪くなります。そうすると身体のダルさ、むくみ、古傷や関節が痛むなどの症状が出やすくなります。また血管拡張による神経圧迫で頭痛等が起きます。
「天気痛」の原因は気圧
気圧は天気の移り変わりとともに変動していますが、その変化を感じるセンサーが、耳の奥にある内耳と考えられています。内耳が急激な気圧の低下または上昇を感じると交感神経(体を緊張させる神経)と副交感神経(体をリラックスさせる神経)からなる自律神経のバランスが乱れてしまいます。
低気圧不調の対処法
- 内耳と自律神経には深い関りがあるため、耳のマッサージが効果的
天気痛が起こりにくい体質改善方法
天気痛と深く関わる自律神経を整えるため、生活習慣を整えましょう。特に重要なのは、食事と睡眠です。睡眠の質を上げることが大切で、寝る1時間前に部屋の照明を少し落とし、スマホの使用を控えることで睡眠の質が上がります。起床後は日光を10分ほど浴びましょう。また、食事により身体が作られるので食事も意識して良いものを取りましょう。
もうすぐ梅雨時期になり、天候が悪い日が増え、身体の不調も出てくる時期となります。
なぜ不調になるのかを理解することで対策が出来てきます。
日常生活から少し気をつけることで身体を整えて行きましょう!