パニック発作と整体

パニック障害とは、身体的な異常がみられないのに、ある日突然何の前触れもなく、めまいや激しい動機、呼吸困難、発汗などの身体的症状が出現し、「死んでしまうのではないか」という恐怖や不安に襲われるといったことが何度も繰り返される精神障害のひとつです。

パニック障害は100人中1~3人が発症すると言われており、意外かも知れませんが非常に発生頻度の高い病気です。

年齢的には、すべての年齢層で見られるようですが、特に多いのは男性で25~35歳くらい、女性で35歳前後です。また、60歳以上では減少していく傾向もみられています。

目次

パニック発作の症状

パニック発作によって起こる症状は、
動悸、呼吸困難、発汗、体の震え、息苦しさ、吐き気、胸痛、めまい、恐怖感、腹部の不快感、皮膚感覚のマヒなどがあります

パニック発作は、あまりに激しい症状なので「死んでしまうのではないか」「気が変になってしまう」という恐怖感や不安感も伴います。症状はあまり長くは続かず、ほとんどの方は30分以内、長い方でも1時間以内に収まります。

パニック障害の方はこのようなことでお困りではないでしょうか?

  • パニック発作が起こるのではないかと恐怖感や不安感がある
  • 外出するのが怖い、家で1人になると怖い
  • 病院に通っているが、なかなか改善していかない

パニック障害の方は、このような悩みの他に、ほとんどの割合でカラダやココロの自律神経症状も抱えています。自律神経症状は、慢性的なカラダのだるさ、胸が苦しい、夜眠れない、不安感、何か食べると胃が痛いのどから頭痛や肩こり、腰痛など人によって様々です。

パニック障害が薬では解決が難しい理由

  • 脳が誤作動を起こし、ホルモンの異常が問題(カラダのストレス)
  • 自律神経の乱れ(カラダのストレス)
  • 心理面の問題(ココロのストレス)

ニック障害は、上記の問題は「薬では解決するのは難しい」と考えます

パニック障害に使用される抗うつ剤や抗不安薬は、強い常習性があります。カフェイン、タバコ、大麻、覚せい剤などにも常習性はありますが、実は薬にもカフェインやタバコと同じような作用機序を持っています。

パニック障害の症状が出ている時に、薬を飲むと気分が良くなったり、よく眠れたりするのも常習性があるものと目的はほぼ同じということになります。

また、「痛み止め」も「その症状を感じさせなくしているだけで」良くなったわけではありません

パニック障害の原因は、様々なストレスになります。ストレスが長い期間過剰にかかることによって自律神経のバランスが乱れ、脳が誤作動を起こしホルモン異常により、パニック発作が起こります。

大切なのは、薬で症状をごまかすのではなく、カラダココロを整えることが大事になります。
生活習慣を見直し、自律神経専門の整体、カウンセリングでカラダとココロを整えていくことで少しずつ悩みがラクになっていきます。

パニック障害の原因

パニック障害の原因は、検査では異常が見つからない場合が多く、この結果、パニック障害は、精神的な問題とされてしまうことが多いです。
パニック障害の原因として考えられているのが、交感神経の過敏な反応です。交感神経は、カラダをコントロールする自律神経系の一つです。
主な働きとして、

  • 心臓をドキドキさせる
  • 呼吸を早くする
  • 胃腸の働きを抑える

などカラダを活動的にする時に働きます。緊張している時やストレスを感じている時は、交感神経の働きが活発になります。この交感神経が過剰に働いてしまうことで症状が現れます。

交感神経が過敏になるパニック障害の原因としては、

  • 仕事の問題
  • 家族の問題
  • 人間関係のストレス
  • プレッシャー
  • 不規則な生活
  • 睡眠不足

など様々なストレスがパニック障害のきっかけとして考えられます。

また、脳の誤作動の点でいうと
私たちが危険に直面した時、脳の青斑核(せいはんかく)という所から、神経伝達物質であるノルアドレナリンが分泌されます。その刺激が大脳緑系に伝わって、初めて私たちは不安や恐怖を感じます。

ところが青斑核が誤作動を起こし、危険もないのに危険と思い、分泌された大量のノルアドレナリンは、自律神経の中枢も刺激し動悸やめまいなどの自律神経症状を起こしてしまします。
これらのことがパニック発作の症状が出やすくなると考えられます。

パニック発作が起こる場所

  • 電車の中
  • エレベーターの中
  • トンネル、渋滞中の車
  • デパート、スーパーなど人が多い場所
  • 会議や発表などの緊張する場面

などが多く、このパニック症状が出たことを思い出し、外へ出ることができなくなる方も多くおられます。また、一人のとき、誰にも助けが求めれない状況、病院がしまっている夜間、入浴中などでも起こります。

パニック発作の対策

  • カフェインを摂らない(コーヒー、紅茶、お茶、コーラ、チョコレート、栄養ドリンク)
  • 疲れたら休養を取る
  • しっかり睡眠を取る
  • 朝日を浴びるようにする

食事の大切さ

毎日取るものでカラダは作られるからとても大切です。
食事では、砂糖を控える、玄米菜食にする、天然農法の野菜を食べる、食品添加物を減らすなどが中心となります。
人間のカラダは食事によって作られ、食生活は人のココロまで変化させます。

食生活や生活習慣が変化することで、心身が落ち着き、自分を大切にしていますから客観的に見つめて向かい合うことができるようになり、少しずつ変化できていきます。

自律神経の整体サロン結びにできること

パニック障害は、カラダココロを整えていくことが大切になります。

カラダの様々なストレスにより、自律神経が乱れた状態です。交感神経は優位に働いてしまっているため、自律神経を整えていく必要があります。

  • 骨盤の調整
  • 脊柱の調整
  • 自律神経の調整
  • 頭蓋骨の調整
  • 内臓の調整
  • 呼吸の調整

を丁寧で心地の良い刺激で整えていきます。

脳の機能(前頭葉)の施術を行うことで、脳に記憶されている恐怖や不安を和らげます。
また、頭蓋骨、内臓、脳脊髄液などの施術を行うことで、パニック発作にも深く関わっているホルモンの異常分泌を調整します。
同時に悩みや不安を少しずつ解決していくことで良い方向に導いていきます。

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