歯ぎしりと肩こり

肩こりの原因は様々ありますが、今回は歯ぎしりと肩こりの関係を書いていきます。
えつ!歯ぎしりで肩こりになるの!?と思う方もいるとは思いますが、
実はなかなか治らない肩こりには歯ぎしりが関係している場合があります。
歯ぎしりとは・・・
口の中に食物がない状態で下のあごを前後左右に動かし、上下の歯を強くこすり合わせる習慣で、睡眠中に知らず知らずキリキリと音をたてる症状が良く知られています。歯ぎしりは、歯を削り痛めるだけでなく、常に食いしばった状態になることから顎に力が入り、顎から肩に付いている筋肉が硬くなってしまいます。
そんなこと言ったって寝てる間にやってしまっていることをどうしたらいいの?
歯ぎしりの原因は、原因不明と言われていますが、多くの場合ストレスが関係しています。
下記のグラフからわかるようにストレス要因が強くなるに比例して歯ぎしりがひどくなる実験データもあります。

また、起きている時も知らず知らず歯ぎしりをしてしまっている人もいます。これは緊張している時や集中している時になどに、無意識に歯にグッと力を込めてしまう人は要注意です。癖になってしまっています。
歯ぎしりをしている人の多くが身体が緊張状態になっており、リラックスできていません。
- 仕事が忙しく常に考え事をしている
- 家事や育児でイライラしてしまう
- 知らず知らず肩に力が入り食いしばってしまう
- 不安や悩みがある
- 気を使い過ぎてしまう
このような場合は、歯ぎしりをしてしまい、肩こりがひどい方が多いです。
じゃあどうすればいいの?
身体に力が入ったり、緊張してしまう状態(ストレス)を取り除く事が大事になってきます。
しかしこれもまた、好きで緊張したり、ストレスを溜める人はいませんよね・・・汗
現代はストレス社会であり、大なり小なりストレスを受けながら生活しているのです。
しかし、これが大きくなりすぎると身体を壊したり、寝込んだりとなってしまうため、バランス(見極め)が大事になってきます。
最近、少し疲れ気味だなと感じたら、休みの日に少しゆっくりしたり、好きな事をして過ごしたりすることが大切です。
しかし、稀に身体がきつい期間が続いたり、なかなか回復出来ない場合もあります。
そんな時は、頼る事も大切です。
整体では、身体を調整することでリラックスさせ、身体が回復出来るように導きます。
歯ぎしりによる肩こりの場合だと、歯ぎしりによって硬くなった筋肉だけでなく、
なぜ歯ぎしりをしてしまうかを取り除いていく事で歯ぎしり自体の改善も目指して行きます。(場合によってはお話をすることも重要)
力を入れることも大事ですが、入れっぱなしでは疲れてしまいます。上手く力を抜く方法を身体が覚えればおのずと身体も回復出来るようになっていきます。