肩こりが治らないのは自律神経が原因!?

「マッサージしてもすぐ戻る…」
「肩こりが慢性化して何年も続いている…」
そんな“治らない肩こり”に、実は 自律神経 が大きく関わっていることをご存じですか?
自律神経専門の整体で改善される方の多くが、筋肉だけでなく 自律神経の乱れを抱えています。
今回は、肩こりと自律神経の関係をお伝えします。
なぜ肩こりは治らないのか?原因は「肩」
以外にある
同じ姿勢・スマホ・パソコン作業で肩の筋肉が硬くなるのはよく知られています。
しかし 何をしても治らない肩こり の場合、
- 肩の筋肉だけの問題ではない
- 根本原因が“身体の別の部分”にある
というケースが多いです。
その代表が 自律神経の乱れ です。
肩こりと自律神経の深い関係
① ストレスで筋肉が勝手に硬くなる
ストレスがかかると、自律神経のうち 交感神経 が優位になります。
交感神経が優位になると…
- 筋肉は緊張状態になる
- 呼吸が浅くなる
- 血流が悪くなる
結果として
肩・首まわりの筋肉が“常に力が入った状態”
になります。
→ 触ると石のように硬くなる人はこのタイプが多いです。
② 呼吸が浅くなると肩に負担がかかる
自律神経が乱れると呼吸が浅くなり、
普段より 肩で息をするクセ が強くなります。
すると…
肩・首まわりの筋肉
- 斜角筋
- 胸鎖乳突筋
- 僧帽筋
などの肩まわりの筋肉が常にオーバーワークになります。
「呼吸のクセ」が改善しない限り、肩を揉んでもすぐ戻ってしまいます。
③ 姿勢を戻そうとしても身体がついてこない
自律神経が乱れると、姿勢を支えるインナーの筋肉(体幹や深層筋)が機能しにくくなります。
そのため…
- 猫背が戻らない
- 首が前に突き出る
- 肩が自然と上がる
という姿勢になりやすく、肩こりが慢性化しやすい状態に。
自律神経タイプ別「治らない肩こり」の特徴
● ストレス過多タイプ
- 首・肩が常にガチガチ
- 寝ても力が抜けない
- 朝から重だるい
● 呼吸浅いタイプ
- すぐ肩で呼吸してしまう
- 胸が固くなる
- 頭痛を伴いやすい
● 姿勢崩れタイプ
- 巻き肩・猫背が取れない
- 同じ場所ばかり痛む
- マッサージで変化が出にくい
あなたはどのタイプですか?
■ 肩こりを根本から改善するには?
ポイントは 「筋肉」と「自律神経」の両方を整えること です。
1. 呼吸を整える
ゆっくり鼻から吸って、倍の時間で吐く
→ 副交感神経が働きやすくなる
※ たった30秒でも肩の力が抜けやすくなります。
2. 首まわりの筋肉(斜角筋・胸鎖乳突筋)をゆるめる
肩ではなく 首の前側 をケアすることが重要。
呼吸が深くなり、肩の力が抜けやすくなります。
3. 胸郭(胸の動き)を改善する
胸が硬いままだと呼吸が浅くなり肩に負担がかかります。
ストレッチよりも 胸の可動性アップ が効果的。
4. 自律神経が整いやすい生活リズム
- 寝る前のスマホを控える
- 湯舟に10分入る
- 深呼吸を数回入れる
小さなことでも継続すると大きな差が出ます。
■自律神経の整体サロン結びで何ができるのか?
当院では、肩だけを揉むのではなく
- 自律神経のバランス
- 呼吸の深さ
- 首の筋緊張
- 姿勢・胸郭の動き
を総合的にチェックして施術します。
結果として…
✔ 呼吸が深くなる
✔ 肩の“力が抜ける感覚”が出る
✔ 慢性的な肩こりが軽くなる
というケースが多くみられます。
まとめ
肩こりが治らない人は「肩の問題だけではない」ことがほとんどです。
自律神経が乱れているサインは肩に現れやすく、
根本改善には、
- 呼吸
- 姿勢
- 自律神経のバランス
を整えることが欠かせません。
「何をしても肩こりが良くならない…」
そんな方は、一度自律神経の状態を見直してみてくださいね。
