内臓の不調は様々ですが、多くはストレスや生活習慣の乱れで、胃痛、便秘、下痢、吐き気、食欲不振、常にお腹が張った感じなどの症状が現れます。
☘自分の腸内環境をチェックしてみましょう
- 日常生活でストレスを多く感じる
- 夜勤など、昼夜逆転の生活をしている
- 仕事が忙しく、食事の時間がバラバラ
- 運動不足だと感じる
- 営業など初めての環境に行く事が多かったり、精神的に緊張する事が多い
- ついつい食べすぎてしまう
- お酒やジュースをよく飲む
- 朝起きるのが遅く、夜が眠れない
- むくみや冷えが気になる
- 風邪をひきやすく、一度体調を崩すとなかなか治らない
- 花粉症やアレルギーが出てきた
- 顔色が悪く、肌荒れがひどい
- 疲れやすい
- 些細なことでイライラする
この症状にあてはまるものが3つ以上ある場合、内臓の不調を抱えている可能性があります。
☘内臓の不調と自律神経の関係性
内臓の不調を訴える人のほとんどは、自律神経が乱れています。実際に身体を触ってみても、頭蓋骨や脊柱が硬く、呼吸が浅く、内臓の動きが止まっているという方がほとんどです。
内臓の調整は自律神経が行います。日常のストレスや不規則な生活で睡眠や食事の時間がバラバラだと交感神経優位となり、自律神経が上手く働かずに便秘や下痢になりやすくなってしまいます。特に胃腸は、ストレスに弱く自律神経が乱れると不調となってしまします。
新しい職場や試験前で緊張が続いたりすると交感神経優位となり、胃腸に負担をかけてしまいます。内臓が上手く働くためには副交感神経が働きリラックスすること重要です。
☘便秘、下痢と整体
腸の不調と言えば、便秘と下痢でしょう。
便秘の原因は、大腸の中で便を運ぶ働きとなる蠕動運動(ぜんどう)が弱いためです。このため腸の中で便が溜まってしまい、水分が吸収されすぎて便が固くなり、スムーズに排出できなくなります。普段から緊張することが多かったり、ストレスが溜めると交感神経優位となると蠕動運動の働きが弱まり便秘とまります。
下痢の原因は、腸の動きが正常な場合は、蠕動運動が行われ、水分を吸収されながら固形になっていきます。しかし、水分やアルコールの過剰摂取、大食い、刺激物の過剰摂取などで腸内環境が乱れ、水分が十分吸収されずに排出されると下痢となります。
このような症状の場合は、自律神経の乱れが多く関わってきます。
腸の不調から肌荒れや倦怠感、頭痛や肩こり腰痛など様々な症状も関連して現れます。
☘胃の不調
胃腸の不調で感じやすいものといえば、吐き気や胃痛、胃もたれ、食欲不振などでしょう。
胃痛の場合は、胃液の分泌をコントロールしている自律神経の乱れによって、胃液のバランスが崩れ胃酸が多く分泌されてしまいます。胃の壁を守る粘液が減ってしまうと炎症が起こり痛みを生じます。ストレスなどの原因や刺激の強い食べ物を取りすぎると胃痛の原因となります。
☘整体サロン結びにできること
- 自律神経の調整
- 内臓の動きを出して排泄を促す
- 呼吸調整
慢性的な内臓の不調を抱えている方は、交感神経優位となっている場合が多いです。整体で自律神経を整えることと生活アドバイスを行い、根本原因を取り除き、内臓の不調で悩まない身体づくりを行っていきます。
人間の身体は、常に老廃物や体内毒素を外へ出そうする本能的な力があります。体内毒素を出す量が多いのは、便が75%と言われています。まずは、腸の蠕動運動を高めて溜めている便を出す事=「排毒」が大事です。
腸を緩めて動き出して、蠕動運動がでやすい環境にします。蠕動運動は、自律神経の副交感神経によって支配されています。交感神経優位になっている身体を頭蓋骨や脊柱のバランスを整えて、副交感神経が働きやすい状態にします。すると蠕動運動が出やすくなります。
☘生活指導
便秘その他、内臓の不調では、何より毎日の生活リズムを整えることが大事です。自律神経を整体で整えることも重要ですが、毎日のことである日常生活の改善が非常に大事になってきます。
例えば、食べ過ぎは腸が疲れてしましますし、アルコールの飲み過ぎは肝臓へ負担がきます。また、内臓の不調は慢性化しやすく、大きな病気を引き起こす原因となります。
腸の調子を良好に保つために適度な運動が有効です。また、水分摂取が少ない場合もある為、女性は特に水分摂取が必要となってきます。冷えも下痢の原因となりますから、お腹を温めるようにしましょう。
近年では大腸がんが増えてきましたが、食べ過ぎやストレスが原因で腸内環境が乱れたままになっている可能性があります。健康でいるためにも身体を整え、内臓の調子を整えてあげることが重要です。 結びでは様々な内臓の不調に対しても、整体で調整する事をオススメしています。