食べ過ぎによる内臓疲労の腰痛
日本人のほとんどが腰痛の経験があると思います。
腰痛は、様々な影響で現れてしまいます。
長時間の同じ姿勢や仕事動作の負荷などきっかけは様々ですが
腰痛が出る時は、体の限界を超えて出てしまっています。
普段の生活習慣、食事や睡眠、ストレスなどが積み重なり、体の負担となり、腰に痛みが出ますのでこれらを整えていく必要があります!
週に一度、私の治療院で勉強会を行っていますが、
勉強会のメンバーが「おやっ!?」何か歩き方が変だぞと思いました。
へっぴり腰になっていたので何事かと思いましたが、、、
腰を痛めたそうです
歩くのもなかなか困難で、立っているのもやっととのこと。
来院時の立っている姿勢。
少し腰の調子が悪いなと思いながらも、徐々に痛みが強くなり、昨日から立っているの困難になったとのこと。
本人的には、食べ過ぎてお腹かが張っていて、それに加えお仕事がリハビリで患者さんを抱えたりして負担がかかったとのこと。
急遽、施術へと!
評価として、身体を後ろへ反る動作、捻る動作を確認致しました。
本人は、頑張って後ろに反っているそうです。
全然反れていません。(笑)
捻り動作へ
捻る動作前に施術を少ししてしまい、その施術で足は伸ばせるようになっています。
施術内容としては、横隔膜、胸郭の調整を行ったことで、腰の張り感が少し緩和したそうです。
ブレーキがかかり少ししか捻れていません。
いざ、施術へ!
座位にて硬膜の調整。
硬膜は、頭から腰椎まで長くついており、ストレスなどがかかりすぎると捻れが出たりしてしまいます。
随所でこの硬膜の硬さがみられました。
ベッド上に背臥位で寝てもらい施術。
この時はまだ、足を伸ばして寝ると腰が痛むため、足を立てた状態で施術しています。
内臓の調整。
お腹が非常に張っており、下の方に下垂している状態でした。
内臓疲労は、お腹が使えなくなるため、その分腰に負担がかかります。
また、内臓が下垂することで、お腹が前に突き出た状態となり、反り腰になります。血流の循環も悪くなります。
これで立位時の腰の張り感が大分良くなりました。
腰を後ろに反らすと背中に痛みが出る模様。
今度は、うつ伏せで腰椎・仙骨・胸椎の施術を行いました。
負担がかかってしまっているため、強く硬さが出ていました。
(この時もどの層で硬さが出ているのかを感じる。骨なのか筋なのか靭帯なのか、、、骨は骨でも表側なのか裏側なのか、骨実施なのか?これが分かるようになると施術効果も高まります。)
調整後、背臥位で寝てもらうと、足を立てずにまっすぐ寝れるようになりました。
立位時はまだ背中が痛く、腰を反ると仙骨部が痛む。
仙骨の可動性が出ていないため、腰を反る時に痛みが出ていると感じ。
仙骨の調整。(腰仙関節)すごく捻れていました…
これで立位保持がかなり楽。
腰を反る動作で腰の痛みはなし。背中にくる。
背中には、棒が入っているような硬さがあるとのこと。
腰だけではなく、背中も硬くなって今回の痛みに繋がっている。
うつ伏せにて、胸腰筋膜、胸椎の調整。
胸椎は、首と腰の間にあり、首が動くときも腰が動くときも連動して背中も動きます。この背中が硬くなり、動かなくなることで腰や首に負担がかかりやすくなり、痛みに繋がります。
最後に胸郭、頭蓋骨(蝶形骨、顎関節)、硬膜の調整を行いました。
再度評価へ!
立っている姿勢です。最初のへっぴり腰、足の曲がりが無くなりしっかり立てています。
続いて反る動作
最初は本当に反っているというほど反れていませんでしたが、まぁまぁ反れています。痛みもほとんどなし。
最初の反る動作
少し首が後ろに反れてるかな。(笑)
捻り動作
大分捻れています!
反対もまあまあ。
今回は、1度の施術でここまで回復出来ましたが、急性腰痛はには、様々な種類があります。筋肉性の腰痛、関節性の腰痛。
炎症がひどい場合などは、施術期間が少しかかったり、できることが限られる場合もあります。
大切なのは、腰痛が出るまにケアすることです!
普段の生活に腰痛や身体を悪くしてしまっていることがたくさんありますので、気をつけましょう。
整体サロン結びでは、慢性的な腰痛、急性腰痛、どこに行ってもなかなか改善しない腰痛にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。